URBAN NEUTRAL代表 ミニマル・インテリアデザイナーのシンプルライフブログ


2018/11/18

漆喰壁のメリットデメリットとは? マンションリノベーションで日本漆喰の壁にして体感できたこと

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一般的にマンションや一戸建て住宅の内装壁の材料と言えば

ビニルクロスですよね。

 

 

安価ですし、ビニール製なので取り扱いが容易。

掃除もしやすいというのが特徴です。

私もこれまでリフォームではビニールクロスしか使ってきておらず、

左官仕上げの壁の住み心地を確認したくて

自宅のマンションリフォームでは日本漆喰にて壁を仕上げました。

 

 

 

8月から12月頭の4ヶ月の季節のうつろいの中で

漆喰壁ならではのメリット・デメリットが見えてきましたので

ご紹介したいと思います。

 

 

 

まず個人的な感想を言って仕舞えば、

今回自宅の壁と天井を漆喰の壁にしてみて

概ね満足です。

 

そんな漆喰壁のメリットを早速いくつか挙げてみたいと思います。

 

 

 

【漆喰壁のメリット】

 

1、天然素材なので室内の空気の感じが違う

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これは ”漆喰壁のお部屋に住んでいる” という

刷り込みのせいなのかもしれませんが、

お部屋の空気が違う気がします。

 

吸湿効果がビニルクロスよりも高く、

冬に加湿器を使用した場合などは窓の結露もマシです。

←空気清浄機のセンサーで見ると湿度は60〜65パーセントくらいで、

12月1日現在では結露はほぼしません。

アルミサッシの枠はたまに結露する時があります。

ガラス窓はシングルガラスです。

 

これからの冬本番。特に寒い日の完全な結露防止は不可能だと思いますが、

同じマンションのビニールクロスのお部屋に住んでいた時と比べると、

結露の量が全く違います。

 

 

また、静電気も起きないので

空気清浄機などを置いてる壁の黒ずみや汚れなどが起きていません。

そもそも漆喰の素材自体が天然成分ですし、

強いアルカリ性のため殺菌性が高く

カビなどの予防にも繋がります。

 

しかも化学物質の吸着分解性能もあります。

 

 

 

2、燃えにくい

 

漆喰は不燃材の素材なので

ビニルクロスに比べ燃えにくいのが特徴です。

有害ガスの発生もないのでいざという時に

逃げる時間を稼げるので命綱の役割もあります。

 

 

 

3、質感が豊か

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左官仕上げなので、コテむらをわざとつけたりして

壁に独特の素材感、質感が生まれます。

 

一つとして同じ表情の壁が無いので

これはプライスレスです。

 

 

 

4、補修しやすい

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漆喰壁の角に硬いものをぶつけると、

ほぼ間違いなく角が欠けますが、

コテと補修用に取っておいた漆喰を使えば

簡単に補修ができます。

 

余計な水分は乾いた漆喰がすぐに吸い取ってしまうので、

補修した部分がすぐに乾きます。

 

 

 

5、DIY用の漆喰ならばビニルクロスの上から自分で施行ができてしまう

これ賛否両論ありますけど、

漆喰の中にはDIYでビニルクロスの壁の上から施工できてしまうものもあります。

かなり簡単に施工ができちゃいますが、、、

 

DIY用の漆喰は厳密には天然素材以外の

合成接着材が入ったものが大半なんで、

完全な天然素材ではありません。

 

 

 

以上が漆喰壁のメリットだと思います。

 

 

でも・・・

メリットがあるということは、

必ずデメリットがあるという訳で・・・

漆喰壁のデメリットも把握しておく必要があります。

 

 

 

デメリット1

価格が高い

 

DIYで行うという選択肢を除けば

壁をビニルクロスで施工する場合の3倍のコストが掛かります。

初期投資が高くついてしまうのはやはりデメリットでしょう。

 

 

 

デメリット2

独特の匂いがする

 

漆喰壁の場合、天然にこだわった材料を使用した場合は

ノリの成分である ”フノリ” という海藻から出来ている

材料ならではの独特の匂いがします。

 

この匂いはダメな人にはキツイ匂いだと思います。

 

 

 

デメリット3

ヒビが入る

 

地震や強風で建物が揺れたり

熱の温度差で壁天井のパネルが収縮すると

漆喰にヒビが入ります。

 

これは避けては通れないものなので

割り切って補修していくしかありません。

 

ただし、特に戸建住宅の場合は同条件で

ビニルクロスの場合でも

クロスに亀裂が入ることがありますから、

補修のやりやすさは漆喰壁の方に軍配が上がります。

 

 

 

デメリット4

出隅の角が欠けやすい

 

漆喰壁の場合、

出隅の角に物を当てると間違いなく欠けます。

 

都度補修する必要があり、面倒といえば面倒です。

 

職人さんのようにキレイに仕上げるには

相当練習が必要です。

 

 

 

デメリット5

ある程度の年数が経過すると

吸湿効果はほぼなくなります。

 

漆喰は最初こそ湿度の調整や

アルカリ性のPhによる殺菌作用などが

期待できますが、

時間が経過するとそんな効果はなくなってしまいます。

 

 

 

だいたいこんなところがデメリットでしょうか?

 

 

私がもし2軒めに自宅を建てるとしても

メリット・デメリットを考慮すれば

漆喰系の塗り壁を採用すると思います。

 

 

それくらい漆喰壁の魅力は

私にはマッチいたしました。

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