築38年の築古マンションをホワイト基調のミニマルな空間へスケルトンフルリノベーション 床磁器タイル貼り
二重床の後は
磁器タイル貼りです。
二重床は脚にゴムがついているので
構造的に床自体が若干たわむようになっています。
ゴムのおかげで階下への振動や響きが軽減されるので
このたわみもとても大事な役割。
写真は目地材を入れていない状態なので
タイルとタイルの間に隙間が空いています。
で、この二重床に磁器のタイルを貼った場合は、
弾性目地という
伸縮性のある目地材を使う必要があります。
水回りなどに使うセメント系のイナ目地というものを
誤って使ってしまうと、床のたわみの繰り返しで
早かれ遅かれ目地にヒビが入ってしまうからです。
今回は、自宅のリノベーションということもあり
いつも施工をお願いしてるタイル屋さんではなく
工務店の職人の中に磁器タイルを貼れる人間がおるとのことで
工務店経由の大工さんに施工をお願いしてみました。
(←手間の工事価格が半額以下だった為)
仕様書にも”目地材は弾性目地”と指定し、
口頭でも弾性目地を使うように伝えましたが・・・
完成した現場を見て唖然・・・
目地が完全にセメント系のものです
なぜ仕様を勝手に変えるか疑問ではありますが、、、???
ということで、目地のやり直し決定です。
ミスが起こらないよう気をつけ、
それでも起きてしまった場合のリカバリーを行うのが
私の仕事、現場監理の仕事ですが
こんな初歩的な起こるはずのないミスが起こったりするもんなんですね。
どんなに安い手間賃で仕事を受けたにしろ、
仕様通りの仕上げでない場合はやり直しは当たり前。
ということで、今回お願いした工務店の真価が
今後のリカバリーの仕事ぶりで問われそうです。