神々の住む島バリ 初めてのバリ島にてきつい洗礼を受けました ほぼ確実にお釣りをチョロまかされる日常
シンプルライフだからこそ、
日本を世界を旅しよう
ベトナム→カンボジア→マレーシアを経て
4カ国目に訪れたのが
インドネシアのバリ島です。
神々の住む島とも称される
信仰心の厚い民族が暮らす島。
私、勝手にこんなイメージをしていました・・・
信仰心が厚い=人がいい
バリ島=リゾートでのんびり
でもね、人生初のバリ島
のっけから ”バリ流儀” の洗礼を
しっかりお見舞いしていただきました。
事前のリサーチでは・・・
『タクシーは基本ボラれる』
ということだけは理解していたので、
空港タクシーを使ってみました。
(←夜遅かったし、オールアバウトでオススメされてたし・・・)
ゲートを降りてすぐにタクシーカウンターがあり、
ホテルの場所を指さすと
無造作に白紙に 値段を書き始めました。
確か、30万ルピア
為替の感覚も身につく前だし、
正直高いのか安いのかさっぱり分からず・・・
言われるままお金を払いタクシーの場所まで歩きました。
すると妻が一言
『さっき看板があって目的地別に値段書いてあったけど
うちらが払った価格の半額だったよ・・・』
『えっ!・・・ ボラれたっ!』
そうなんです。
このバリ島っていう国は・・・
基本的にボッタクられると思っておいたほうがいい。
後から調べてみたら、
空港タクシーの料金確かに半額になってました・・・
ホテルについてからいろいろバリのことを調べてみたら、
空港の両替所でもボッタクられるとか・・・
(←釣りをちょろまかされたりするらしい・・・)
恐ろしや・・・
何に対してもとっても真面目な日本人にとっては
信じられない文化です。
こんなこともありました。
翌日ホテルでルームサービスを頼んでみたんですね。
感じの良さそうな兄ちゃんが料理を運んで来てくれました。
チェックアウト時にまとめて精算かと思いきや、
現金で今支払って欲しいとのこと。
細かいお金がなかったので、
大きなお札を兄ちゃんに渡したところ
釣りをとってくると言って立ち去りました。
5分後くらいにドアベルが鳴り、
兄ちゃんが釣りを持ってきましたが・・・
タクシーの件があったので、
妻が事前に釣りを計算していました。
案の定釣りが足りません・・・
『お釣りが間違ってますよ』と言うと
『すみません、すぐに戻って取ってきます』と立ち去り
待つこと2分
(※レストランまで往復5分はかかります)
お釣りを手渡されましたが、
やっぱりちょっと足りない・・・
(←100円くらいね)
『2分で戻ってきたって事は、
さてはお前ポケットに忍ばせてたな!!!』
と言ってやりたいものの
英会話力がとってもビミョーな
私たち夫婦にはそんなことは不可能なので
もういいよ! と帰しました。
これ、バリでは日常なんだそうです。
一言でいうと文化の違い・・・
お金を持つものが、
持たざる者に施すのが当たりまえ。
まあ、それを勝手な判断で
クスねちゃうあたりがすごいですけどね。
こんな事もありました。
日本食を食べたくなったので、
おにぎりでも買いに行こうかなと
スーパーにいくための方法をコンシェルジュに相談しました。
『スーパーに行きたいのですが、
ホテルのシャトルバスはスーパーの近くを通りますか?』
と、危なっかしい片言の英語で尋ねたところ
『ホテルのシャトルバスはスーパーには行きません。
かといって道を走っている流しのタクシーも
オススメできないので、友人に相談してあげますよ』
となにやら親切な対応が・・・
で、連れて行かれたのが
コンシェルジュと目と鼻の先のホテルのカウンター・・・
おいおい雲行きが怪しいぞ・・・
『彼女は私の友達です。彼女に相談してみましょう♪』
とご機嫌な笑顔で言われました。
で、自称コンシェルジュの友達の
ホテルロビーのお姉ちゃん、なんて言うのかな?
と待ち構えていると・・・
『このホテルのツアータクシーがオススメですよ♪案内します』
そう言って、これまたロビーと目と鼻の先にいる
タクシー配車のおっちゃんのところに連れて行かれました。
はい、とんだ茶番です。
『半日で4000円です♪』と
タクシー配車のおっちゃんが満面の笑顔で話しかけてきます。
うるさいわ!
こっちはスーパーにおにぎり買いに行きたいだけなんじゃボケ
と心の中で言い放ってその場を去りました。
まぁね、
一泊三人で3500円
朝食付き、プール付きの格安ホテルだから
それで良し、としときましょう・・・
バリのホテル全部がこういうレベルではないですよ。
ウブドにあるリゾートホテルでは
こんなことは絶対にないですし、
空港近くの安いホテルでも
しっかりしているところもありました。
(←1泊三人素泊まりで2300円くらい。プール付き)
でもね、基本こんなことがまかり通るのがバリ流儀
もともと自然の恵みは多い島国のバリ
お金がなくても自給自足の生活が出来た国。
豊かな者が、貧しい者を施す
ヒンンドゥーの教えが根付く信仰心豊かな民族
のんびり暮らす民族です。そしてやっぱり今でも貧しい国です。
あくせく働く文化ではありません。
楽してお金を得れれば(金持ちからお裾分け)
それでよし。
そのお金で家族が幸せになれたら
もっとよし。
バリ島に行かれたことの無いみなさん
お金の受け渡しは自己責任でしっかりやり取りしましょうね。
そして、多少のお釣りのごまかしは
そういうもんなんだと割り切っておきましょう。