今週のシンプルインテリアレシピ これまでのレシピのおさらい
2014年ももうすぐ終わりですね
今回のシンプルインテリアレシピは、
これまでご紹介してきたレシピ達を
まとめて振り返ってみたいと思います。
□デザイン(コーディネート)の基本は引き算
お部屋のデザイン最初のステップは
足し算ではなくて引き算です。
『何をマイナスするか?』
モノを少なくすることも大切ですが、
一番大切なのが使う色を少なくすること。
3色ルールと呼んでいます。
『世界のハイセンスインテリアを訪ねて』
『世界のミニマル建築を訪ねて』
という投稿をしていますが、
ハイセンスな方のインテリアや住まいには
例外なくこのルールが適応されています。
建築で使う色も、インテリアで使う色も
3色、せめて4色以内でまとめましょう。
ここさえ守れれば、
少々ものが増えてしまっても
すっきりした印象に仕上がります。
□3色ルールの具体的実例 ファブリックの色を揃える
インテリアの色を
3色から4色以内にまとめるために
具体的に行うべき作業の一つが、
カーテン、ラグマット、床材、壁紙、
家具など・・・
すべてのインテリア素材のサンプルを
床に並べて色の調和を確認すること。
これは必須です。
ここを面倒くさがっていたら結果は出せません。
サンプルが用意できない場合は、
色見本帳で色の確認を行います。
□3色ルール実践例 インテリアを買い換える
インテリアの3色ルールを実践する上で
参考になるケースがこちら。
3色以内になっていませんよね。
しかも、インテリアのテイストと、
新築の住まいのテイストが調和していません。
色と、住まいとの調和を目指して
コーディネートさせていただいた
afterがこちら
※TVボードが撮影に間に合いませんでしたので
写真ではそのままの状態です
『施主様の家族の意見はどうしたらまとまるか?』
『どうしたらこの住まいが最も輝けるのか?』
『この家はどうして欲しがっているのか?』
施主様の気持ちだけでなく、
家の気持ちになって考えるのも効果的です。
□家電製品もインテリア
家電製品もインテリアです。
目に入るものは食器だろうと本だろうと
雑誌や文具であろうと・・・
すべてインテリアです。
常に目に触れるものは
インテリアなんだと意識できれば、
お部屋はすっきりしていきますよ♪
3色ルール・・・お忘れなく
□ベランダもお部屋として考える
ミニマル・インテリアデザイナーが
最も大切にしているのが
『自然を感じる暮らし』
家の中を見て過ごすのではなく
家の外を見て過ごすことを大切にしています。
そうなると大切なのがマンションのベランダ。
常に視線を外に向けるには、
洗濯物を干すピンチハンガーや竿竹にも
気を配る必要があります。
なるべくシンプルなステンレス製に統一しましょう。
□ベランダをライトアップ
もしベランダがお庭になれば、
住まいが広くなった感覚になれます。
そこで私がよくやる手法が
お庭のライトアップ。
室内の明かりを調光式照明で暗くして
お庭を演出するんです。
時にはベランダでお酒を飲んだり
お食事ができたら、
それだけでも豊かな気分になれます♪
ちなみにリアルな人工芝もおすすめです。
□和室を洋室にする効果的なアイテム
和室は和室でいいものですが、
和室を洗練された空間にする一つの選択肢が
『ウッドカーペット』
特にホワイトカラーを使えば、
洗練された空気感を出すことができます。
□照明の色と種類
どんなにインテリアを整えても
それを活かすも殺すも
照明次第だと考えています。
特にシンプルなインテリアにこだわる私は
照明にはとことんこだわります。
最低限のルールは電球色を使うこと。
そのほかにも・・・
電球の種類
光の配光角度
配置場所
照度
演色性
色温度(※表記が同じでも色が違うことが良くあります)
照明器具の組み合わせ
etc・・・
照明は結構マニアックになれる部分ですので
色々試してみて自分流のアレンジを
楽しんでみてくださいね。
□カーテンは無地のものを天井から床まで垂らす
カーテンは柄物は基本的に使いません。
シンプルで洗練されたインテリアに大切なのは
『空気感』と個性を演出する『アート』です。
私はインテリア類は主役とは考えていません。
あくまでもお部屋を調和させる為の
機能的なアイテムという位置付けです。
素材感のある無地のカーテンは、
上品な空気感を演出してくれる頼もしいアイテムです。
□配線を制する
どんなにお部屋をすっきりさせても、
家電製品や照明の配線がごちゃごちゃでは
興醒めです。
配線処理は私がこだわるポイントでも
かなり高いウェイトを占めます。
せっかくシンプルなインテリアを目指すのなら
配線処理もしっかり行いましょう。
配線モールは必須のテクニックです。
いかがでしたか?
次回からは、実例写真とともに、
どんなポイントを大切にして
お部屋のデザインをしているのか?
ご紹介していきたいと思っています。
次回は来年ですね。
また来年の土曜日にお会いしましょう♪