URBAN NEUTRAL代表 ミニマル・インテリアデザイナーのシンプルライフブログ


2017/03/15

ミニマルでシンプルな暮らしを目指した理由 ゼロからの出発


ゼロからの出発は想像以上に苦しいものでした
 
『髪の毛一本たりとも古いものは持って行かない』
 
そんなアドバイスを実行する為に、
1ヶ月かかって全てのモノをゼロにする試みを始めたことを昨日書きました。
しかし、最初からミニマリストを意識出来た訳ではありませんでしたし、
最初から軌道に乗れた訳ではありませんでした。
 
写真は引っ越し後のお部屋の様子です。
広めのワンルームです。
 
実は妻にはある特殊な能力がありまして ・・・
これは別の機会に書こうと思うのですが・・・
一言で言うと・・・
物件に霊がいるとか・・・
前の人の想念が残っているとか・・・
感じ取る事ができるのです。
なので、物件探しはかなり難航しました。
 
 
しかも夫婦揃って、こだわり屋です。
床は天然の大理石がいい・・・
外観は白い箱のようなモダンな建物がいい・・・
そんな勝手な妄想だけが膨らみました。 
 
 
不動産屋さんからは、いつもお決まりの言葉が
 
 
「そんな物件ないですね・・・」 
 
 
「ですよね〜ははは」
 
 
 
そこで、夫婦で話合った結果、
一度でいいから住んでみたいエリアで物件を探してみよう
とうことになりました。
 
 
探すのはもちろんタダです。
勝手に理想の住まいを妄想するのもタダです。
住みたいと思うエリアで物件を探すのもタダです。
 
まだ車を処分する前でしたので、
夙川や苦楽園といった閑静な住宅街に向かいました。 
 
夙川沿いの見事な松並木や美しい公園
綺麗な町だなーと思いながら駅に向かいました。
 
 
すると目に前に不動産屋さんがありましたので、早速中へ。
 
 
「今営業担当が外していますので、
ご希望をおっしゃっていただけましたら資料だけお見せできます」
 
受付の女性が笑顔で迎え入れてくれます。
 
 
「あの、外観が白い箱で・・・、
 床が大理石でモダンなイメージの物件ってありますか?」
  
「少しお待ちくださいね・・・」
 
そう言ってすぐに、一枚の資料を見せてくれました。
そこにはこんな記述が・・・
 
 
『新築物件 天然大理石の床
 バリの風が吹く新築物件 眺望最高 家賃16.5万 駐車場込み』
 
「うわっ来た!天然大理石! でも家賃16.5万・・・」
夫婦で顔を見合わせながら、
「とりあえず見るだけタダだし・・・」
と物件を見せてもらうことにしました。
 
 
営業担当が戻るまで10分くらいだったと思います。
どんな物件なのかな?家賃高いけど住めるかな?
そんなことを考えながら待っている間、
外から子供達の楽しそうな笑い声が聞こえたり、
外の花壇でチョウチョがひらひらと美しく飛んでいました。
 
 
その光景を見ながら、
これはいい兆しかもしれないなと思いました。
『外応』といいます。
自分がイメージしてる事に対して、外の世界が答えを教えてくれている。
というものです。
 
 
実際にお部屋を見せてもらって、どうだったか?
即決でした。
妻が嬉しそうに、唯一首をたてに振ってくれた物件でした。
 
 
実は新居への引っ越しはもともと考えていましたので、
物件を探し始めて半年以上が経っていました。
ようやく見つかったのが、この物件だったのです。


インテリアコーディネートという仕事柄、

自宅兼ショールームという機能を持たせる為に、

どうしてもお部屋の演出をする必要もありました。

 

 
 
郊外のデザーナーズマンションから、
西宮の苦楽園という閑静なエリアの新築の物件に引っ越しましたから、
元々住んでいた家賃の倍近い値段です。
清水の舞台から ”バンジージャンプ” する覚悟で入居したことを覚えています。
 
 
ゼロからの出発ですから、
これまで集客していたホームページやブログは閉鎖しています。
しかも、新居で生活するものは全て買いそろえる必要がありました。
別で事務所を借りる余裕はありませんから、
例えワンルームだとしても、時にお客様との打ち合せで使用する必要もあります。
 
 
生活感は出せない
私の行うコーディネートの雰囲気も出す必要がある
物件のコストも、インテリア家具や家電製品を揃える
コストも予想以上にかかりました。
 
 
引っ越し前まで集客してくれていた
ビジネスのサイトも閉鎖しましたから、
新しいホームページが集客をしてくれるまでは
かなりの時間がかかりました。
 
貯めていた貯金は3ヶ月で全て無くなりました。
国民(日本)政策金融公庫で融資を受けて、
生活費として食いつなげました。
 
 
オフラインでも集客をしなければと、
折り込みチラシを作成し、近所に配りました。
それでも全く反応はありませんでした。
 
 
今回引っ越した物件は、1棟に3世帯が暮らすコンパクトな物件。
私たち夫婦はそこをとても気に入っていました。
最上階にはオーナーさん家族が住んでいて、
1Fは帽子を製作する女性がアトリエとして借りていました。
 
 
このオーナーさん家族がとても気さくな方たちで、
それだけでもここに住んで良かったと、夫婦でよく話していました。
 
 
私がどんな仕事をしているかの紹介も兼ねて、
オーナーさんと1Fの方のポストにもチラシを入れさせていただきました。
 
 
やる事がないので、
いつも1Fの エントランスの掃除や、車の洗車ばかりしていました。
 
 
オーナーさんの車は、白いジャガー
1Fのアトリエの方は、ガンメタルのポルシェ
真ん中の私の車は、白い・・・ 
 
スズキ エブリィです。
 
 
自分の車を洗車しながら、
勝手にオーナーさんの車も洗車していました。
クールな外車を間近に見ていると、
なんだか勝手に洗車したくなってしまって・・・(ごめんなさい)
 
凄いな〜
かっこいいな〜
なんて思いながら洗車していました。
 
 
そんな ある日、
オーナーさんが、「私の部屋の間接照明をしてくれない?」
と声をかけていただきました。
 
 
凄く嬉しかったことを覚えています。
その後もオーナーさんのお友達を紹介していただき、
同じように間接照明のコーディネートをさせていただきました。
 
 
でもこれは、
オーナーさんが、私たち夫婦に仕事が無いんじゃないか?
そんな心配をして下さって依頼をしてくれたんです。
ほとんど外出している気配がない・・・
チラシが入っている・・・
エントランスの掃除ばかりしている・・・
 
そんな気配を心配して、わざわざ私たちの為に仕事を下さったんです。
 
 
オーナーさんの娘さんが結婚された時も、
インテリアコーディネートの依頼をしていただきました。
そしてお友達が結婚して新生活をするタイミングで、
仕事のご紹介もしていただきました。 
 
息子さんからも、引っ越しの時や開業される時に、
インテリアコーディネートの依頼をしていただきました。
 
 
そしてようやく、
ネット経由でも依頼がポチポチ入るようになりました。
 
 
 
今の仕事を続けることが出来たのも、
間違いなくオーナーさんご家族のおかげです。
今でもお付き合いさせていただいています。
 
 
こんなご縁を持つ事ができて幸せだと感じています。
  
 
清水の舞台からのバンジージャンプのエピソードでしたが、
勇気を出して飛び込んで良かったな〜。 そう思っています。
苦しいこともあれば嬉しいこともあるものですね。

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